いじめにあい不登校になってしまった子どもが大人にして欲しかったこと

昨日、いじめが原因で不登校になってしまった息子さんのことでお母さんがご相談に来られました。

 

 

もくじ

僕が大人にして欲しかったこと

息子さんが小学校3年生からいじめにあうように。

その為、親御さんが学校に状況を説明し、対処して欲しいとお願いはしたものの、状況が改善されず。

その後、下校時の通学路上でのいじめもあったことから、近くの交番に見守りと学校への指導をお願いをすることに。

警察は何度かは見守りをしてはくれたものの、事件ではないという事で、数日で見守りが終了。

学校は、警察から指導が入ったこともあり、子どもたちへの指導と見守りを強化したものの、時間が経つとまたいじめは再開。

 

そして、中学校2年生の3学期から、一日も登校することが出来ず卒業式を迎えたそうです。

 

今、高校2年生になった息子さんは、この約6年間のことを振り返ってこのように言っているそうです。

 

大人は誰も僕のことをわかってくれなかった。

僕のことを受け止めてくれる大人はいなかった。

 

 

 

たった一人でもわかってくれる大人がいたら

学校の中で、たった一人の先生でも彼の気持ちを受け止め、わかってあげられる大人がいたら、もしかしたら、彼は、不登校にならなかったかもしれません。

 

学校に行ったらあの先生がいる。僕のことをわかってくれる人がいる。

何かあったらあの先生が助けてくれる。逃げることができる場所がある。

いわゆる彼にとっての安全基地となる人と場所

これがあったら学校に行くことが出来ていたかもしれません。

 

 

子どもが大人にして欲しいこと

それは、自分のことをわかって欲しい。ただそれだけなんです。

それくらいのこと・・と否定せずにそのままの状況をそうなんだねと受け止めてあげる。

 

そうしてあげると、自分の存在をそのまま認められたということで、自己肯定感が下がらずに済むのです。

 

大人はついつい、ああした方がいいよ、こうした方がいいよと言ってしまいがちですが、子どもが求めている大人は、自分のことをわかってくれるよき理解者なのです。

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