しつけという名の虐待【私の愛情飢餓サバイバルVOL.02】

私は悪い子だから怒られる!?

記憶にあるのは6歳くらいから。

母親の顔色が変わり「ちょっと!!」という言葉がまるで何かの合図のようだった。
家の一番奥の小さい窓一つしかない4畳半へ、母親の後ろをついて行く。

部屋の中に入ると、必ず部屋のほぼ真ん中に正座をさせられ、母親が向かい側に座る。
言葉は何もなく、母親の手の平が私の身体に飛んでくる。

そして
「何であんな事、したの?」
「お母さんを困らせないで!」
「あんたが何かするとお母さんが言われるんだから!」

そして、また、母親の手のひらが飛んでくる。

冬の寒い夜、外に何時間も出されていたことも。

私は必死に呪文のように言い続けた。

「ごめんなさい」
「ごめんなさい」
「ごめんなさい」

でも、どんなに言い続けても母親自身の気持ちが切り替わらないと、家の中に入れて貰えなかった。

時には、このこのままでは殺されるのではないかと、子どもなりに強烈な恐怖を感じた時には、裸足で逃げたことも。

 

 

なぜ母親は虐待をしたのか

私が高校3年生になった頃、母が私に謝ってきた。

「あまりにも厳しく育てた。すまなかった。」
「一人っ子だから甘やかしている、と周りから言われるのが嫌だったから」

母は、常に世間の目を気にしながら、私を育てていたようです。

これを言われた時に、私は、こう思いました。
そんな理由で私に厳しい言葉を浴びせ、自分の気持ちが落ち着くまで叩いていたんだ。
許せない!!

その時から、私は、より一層母親と距離を置くようになりました。

 

 

母親自身の子ども時代の育ちが虐待という行動を起こしていた

心理学を学んでから、なぜ、母親が私に虐待をしていたのか、その理由がわかりました。

それは、母親自身の子ども時代の育ちが関係していました。

母親は、常に母親(私の祖母)から、世間はいつも見ているんだから、恥ずかしくないようにきちんとしていないとだめだから、と厳しく言われていたということを。

そのために母親はきちんとしないと母親(祖母)から怒られるという感覚が、心の奥底に残っていたがために、私を育てているとき、ずっときちんとしなければ怒られるという恐怖と戦っていたのだと思います。

 

 

虐待を経験した人がもっているもの

小さい頃、自分は粗末に扱われているので、私には生きる価値がない、存在価値がない。

自分は何のために生きているのかがわからなくなるのです。

ありのままの自分を受け入れることが出来ない。

いわゆる、自己肯定感自己重要感が常に低い状態で生き続けるようになってしまうんです。

人と喋るのが怖い。
周りに自分を合わせる。
常に身体は緊張状態にある。
人の顔色を伺いながら行動する。
必要以上に「ごめんなさい」「すみません」を言う。
いつも心のどこかで死にたいと思っている。

このような状態でいたら生きづらいのは当たり前。

 

でもね、いろいろとあったけど

生まれてきてよかった‼

と、いまは実感‼しているのです。

 

自己肯定感とは

誰かと比べるのではなく、ありのままの自分でいいんだと感じるこころ。

 

自己重要感とは

自分にとって自分が大切な存在だと感じるこころ。

 

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だんざき たつみ

宮城県在住。夫・大学3年生の息子・大学1年生の娘と4人家族。
私自身の子ども時代の親との関係性から常に生きづらさを感じると共に、病気を繰り返す人生。
45歳を目前に、重度ストレス症から大病を患い、自身の人生を見直したいと思い心理学の道へ。
その後、心理学の学びと、カウンセリング・心理セラピーを受けていく中で、生きづらい人生から生きやすい人生へと転換。
自身の経験(虐待、ネグレクト、いじめ、不登校、過食症、親の看護・介護)と心理学、カウンセリング、心理セラピーで、共感・寄り添い・伴走を大切に生きづらさを抱えている方をサポート。
「生きることをあきらめないでという願いをこめて」