お母さんを置いてどこにも行かないで【母親の言葉の呪縛】
もくじ
母親の言葉で人生が決まる⁉
お母さんに言われたの「県外の大学に行かないで」って。
だから私は、県内の大学にしようと思うんだ。
お母さんに言われたの「家を出て一人暮らしをするなんて言わないで」って。
だから、我慢して家にいることにしようと思う。
でも、でも・・・やっぱり「県外に行きたーい‼」「家を出たーい‼」
だんざきさぁ~ん(涙)
来年、大学進学予定の2人の女子高生からお悩みを相談されました。
私も、その頃は、同じように、とことん反対され悩んでましたね。
高校卒業後の進学・就職の時、母親からいろいろなことを言われた経験を持つ人は、少なくないのではないでしょうか?
母親の言葉が、子どもの心理的自由と行動の自由を奪う
あなたが、家からいなくなったら、お母さんは寂しくてどうしていいのかわからないの・・・。
だから、私を置いてどこにも行かないで‼
このような言葉を子どもに向けて言ってしまう母親は、自身の育ちのなかで、親との関係性が歪んでいたり、親からの愛情不足が原因。
そのため、母親は、子どもがある程度の年齢になると、子どもに対して、自分が満たされなかった愛情を子どもに求めるようになってしまうのです。
これは、子どもが母親の心理的お世話をするという母子逆転の現象なのです。
だから、子どもは、母親からこのような言葉を言われると、心の中でこのような事が起きるのです。
お母さん一人を心配で残しては行けない。
私がいなくなったらお母さんがかわいそう。
お母さんは私がいないと生きてはいけない。
もし、この気持ちの状態のまま、行動を起こしてしまうとずっと罪悪感で苦しみながら生きていくことに。
なぜ?を知ることでその先がみえてくる
なぜ、母親から言われると、自由に選択し、行動を起こそうとすると自分が悪いことをするようで、罪悪感を持つようになってしまうのか。
彼女たちには、まず、小さい頃、お母さんからよくどんな言葉をかけられていたか。
その言葉が、自分達のココロの成長にどのように影響していったのか。
お母さんのココロの中で起きていることは、あなた達が何か悪いことをしたからではなく、それは、お母さん自身の問題だからと。
心理学を用いて、説明をしました。
高校生の彼女たちへ
あなたたちは自分の人生を自由に選択して生きていいんだよ。
だって、あなたたちは自分の人生を生きるために生まれてきたんだんだから。
ずっと応援しているね‼
宮城県在住。夫・大学3年生の息子・大学1年生の娘と4人家族。
私自身の子ども時代の親との関係性から常に生きづらさを感じると共に、病気を繰り返す人生。
45歳を目前に、重度ストレス症から大病を患い、自身の人生を見直したいと思い心理学の道へ。
その後、心理学の学びと、カウンセリング・心理セラピーを受けていく中で、生きづらい人生から生きやすい人生へと転換。
自身の経験(虐待、ネグレクト、いじめ、不登校、過食症、親の看護・介護)と心理学、カウンセリング、心理セラピーで、共感・寄り添い・伴走を大切に生きづらさを抱えている方をサポート。
「生きることをあきらめないでという願いをこめて」