心に傷を持つ赤ちゃん【私の愛情飢餓サバイバルVOL.01】

こんな感じで生まれたようです

「助けてー!助けてー!早く先生を呼んでー!!」
とある総合病院の分娩室に一人の妊婦の叫び声が響きわたっていた。

生まれつき体が弱かったその女性は3度の流産を繰り返し、4度目の出産に命を懸けていた。
今度は大丈夫だろうか今度は大丈夫だろうか、と妊娠がわかったときから、ずっと不安な日々を過ごしていた

そして、担当医が駆け付け、吸引分娩で胎児を取り出すが、産声も心音もない、仮死状態
蘇生処置をするため、赤ちゃんは、母親に抱かれることなくすぐに引き離される。

その後、先生方の努力の甲斐あって、心臓が動き出し産声を上げた赤ちゃん。

その赤ちゃんが、この私!!

 

この世は怖いところ!!

暗~い産道を通ってくるだけでも怖いだろうに、私のタイミングはそっちのけでこの世に出され。
出た瞬間、呼吸してないからって、あったこっち身体を触られ、揺さぶられ。
次々に起こる、わけわかんないことに不安と恐怖でいっぱいいっぱい。

「お母さーん」と心の中で叫び続けたが、届くわけがない。

呼吸ができて、泣き叫んでも、泣き叫んでも。
お母さんは来てくれない。
お母さんは抱っこしてくれない。

このままずっと続くの?
いつまで続くの?

こんな怖いところは嫌だよー!!

さぞ、生まれたばっかりの私はこんな状態だったんじゃないかな・・・。

 

人生最初に刻まれた心の傷

生きることは、不安なこと。
生きることは、怖いこと。

どんなに不安になっても、怖くなっても、お母さんも、誰も、助けてくれる人はいない

この世はひとりぽっち

バーストラウマを抱えながらこんな感じで始まったであろう私の人生!!

 

たつみ
たつみ
いろいろとあったけど…
生まれてきてよかった

バーストラウマとは

赤ちゃんが、お母さんのおなかの中にいる時から、生まれて数か月までの間にできるココロの傷

生まれる前
お母さんの体調・精神的不調、ストレス、ネガティブな感情がへその緒、胎盤などを通って、赤ちゃん自身に伝わる感情。

生まれる時
多くの時間がかかったり、手術(帝王切開)などで得てしまう恐怖、不安などの感覚。

生まれた後
保育器に入るなどの理由で、お母さんに抱っこしてもらえない、不安と寂しいという感覚。

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